パンダの城!!

パンダ大好きな人集まれ!あなたのパンダがここにいますよ!!!

panda

主食はホントに笹?

食べ物の99%は竹や筍です。
動物園のパンダは、竹の他に、ごはんに卵黄をかけたミルクがゆ、柿、りんご、ふかしイモ、さとうきび、にんじん、パンダだんご(*)なども与えられています。上野動物園のランランとカンカンには、来園当初は、ブドウ、バナナ、モモ、メロン、スイカなども与えられたそうですが、においを嗅ぐだけで食べなかったそうです。

呼び名

パンダは、消化器官からその昔は肉食だったと推測されています。それが何故竹ばかりを食べるようになったのでしょうか?パンダの生息地にはたくさんの竹が生育しており、しかも冬場にも枯れることはありません(開花のときを除く)。他の動物の肉を食べるために野山を駆け回ってエネルギーを消費したり、冬場に獲物がなくて飢えに苦しむよりも、パンダは年中入手に苦労しない竹を食べる生活を選択し、竹を食べるように進化していったのではないか、と考えられています。
 しかし、竹以外全く食べないわけではなく、まれに死んだ動物の肉を食べることもあります。野生のパンダの観察方法のところでも記述していますが、入手できさえすればむしろ好んで食べるのではないかとも思われます。では、野生のパンダはたまには他の動物を襲ってその肉を食べたりするのでしょうか?
 潘文石著「呼喊春天 熊猫虎子与我」に、保護された野生のパンダ「虎子」(かなり飢えた状態)の目の前に生きたヤギを放ったらどうなるか、という興味深い記述がありました。虎子は必死で追いかけますが、すばしこいヤギに全く追いつくことができませんでした。ヤギを転ばせた状態で与えると、虎子はヤギの上にのしかかったものの、お尻に噛み付いてばかりで、一般の肉食動物のように喉に噛み付いて仕留めるようなことはできませんでした。遠い昔、肉食生活をしていた頃の習慣が残ってはいるものの、進化の過程で狩猟能力は既に失われていると思われます。

どれくらい食べる?

大人は、一日に15~25kgもの竹(4,000~5,000カロリー)を食べます。これは、パンダの消化器官は肉食動物のそれに近いので、栄養分を20%~30%しか消化できず、大量に食べる必要があるからです。
 野生のパンダは、冷箭竹の場合、一頭あたり年間17万4,000本の若竹と29万2,000本の成竹、合計46万6,000本を必要としています。パンダ一頭で1k㎡あたりに生える冷箭竹の0.74%を毎年食べていることになります。竹の自然増加率から考えると、1k㎡あたり2~3頭が暮らしていても竹の生育に影響は与えません。