パンダの生態
パンダは標高2,600~3,500mの竹林に単独で行動します。主に夜明けや夕暮れに餌を食べ、寝るときは竹藪で寝ます。
パンダはなわばりを持っていて、肛門線からのにおいや尿、爪のひっかききずを木に残し、縄張りを確保しています。餌の関係でなわばりが重複する地域は、時間帯をずらすことで無駄な闘争をさけています。
パンダは他のクマ科の動物と異なり冬眠はしません。メスの繁殖期は年に一度の4月から5月の間で、メスの発情期は非常に短く、3~7日といわれています。
パンダの出産と子育て
普通1頭または2頭の子どもを出産します。生まれたての赤ちゃんの大きさはハツカネズミほどの大きさで体長10cm、体重100~150gです。
全身ピンクで白い毛が若干生えています。目も見えていません。お乳を飲みはじめ、1年過ぎるころに親離れします。その時には体長150cm、体重は120kgほどになり、生まれた時から体長で15倍、体重で1000倍も大きくなります。